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■ The Tune of Success Vol 2

2017.4.3 ニュース

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今回も前回同様 The Tune of Success Vol 2と題して、本国アメリカで出版されたガイドブックThe Tune of Successについてお届けします。

このガイドブックは Rhythm INTENSIVEのホームページで購入することが出来ます(英文)
この本の他に、前回記載したセミナーパスや、今までに出されている教則本、ドラム教則本等も掲載されています。

 

 

 

 

● SHOP

タイトルはTHE TUNE OF SUCCESS そしてサブタイトルにUNMASK YOUR GENIUS
「輝かしいキャリアへ、ミュージシャンを案内します!」

ワクワクする文言が並べられていますが、さていったいどんな本なのでしょう?
まず最初に、見出しの下に書かれていることを要約してみます。
「経験豊富なキャリアと優れた才能を認められたチャック・レイニーとジョン・マルティネス。この二人から真の才能を得る為のヒントをあなたにもたらせてくれます。変化し続ける音楽業界で上手にやって行けるよう設定されており、仕事で必要なスキルに焦点を当てています。この本によって仕事上の利益を得る事が出来、本当の人生の教訓と応用を発見するでしょう」

何とも説得力のある頼もしい文言が書かれていますね。このガイドブックではテクニカルな事はもちろん書かれていますが、他のガイドブックでお目にかかる事が出来ない大切なポイント、心の内面(メンタル)の育成に取り組んでいます。テクニックを教える教則本は世の中にたくさんあります。しかし、永年培って来た音楽人生での心構えを伝授してくれるガイドブックはなかなか見当たりません。その意味でも、とても重要なガイドブックと言えるでしょう。

● The Dallas Weekly

本の事をお話する前に、マリーナで来日する直前の6月(2016年)、The Dallas Weeklyで、この本についての討論会が行なわれた時の記事が掲載されていたのでお伝えします。この中の記事を読んで行くと、ゲストパネラーの中にSteely Danのプロデューサー GARY KATZ の名前 を見つける事が出来ます。(前回の記事に、この時のフライヤーを掲載してあります)  以下 Dallas Weeklyからの抜粋です
「業界の先駆者で伝説のミュージシャンでもあるCHUCK RAINEYとJOHN ANTHONY MARTINEZが、音楽に置いて成功するポイントについて取り上げます」
目まぐるしく変化する音楽業界での対処法を伝授します。そして過去に得た良くないアドバイスやコピーを排除し、悪循環から抜け出します。経済を伴う不安要素も取り払います。参加者は業界専門家と、ネットワークで連携する事が出来ます。今まであった既成概念を払拭。プロから直伝の機会が得られ、活用する方法を学ぶことが出来ます。マルティネス曰く「多くのミュージシャンは苦労しています。彼らには成功したいという願望があり、新しい表現方法を探しています。しかし音楽業界に携わった途端、途方に暮れてしまいます。すべてのミュージシャンは仕事で利益を得ます。そして企業(音楽業界)も、あなたたちのことを重要な資産だと考えています。みなさんは、そのことを理解する必要があります。収入を上げる為のアイデアはあるようですが、その事を認識していない可能性があります。これらはサミットで学ぶことが出来る物事の、ほんの一部です」

今回のサミットには、先に述べたGARY KATZの他、数々の賞を受賞したプロデューサー、アーティスト、他にもプロモーターと、各分野のトップのパネラーが列席し、多くの事を学ぶ良い機会となったようです。

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(写真は参加者とのショット。前列左からJohn Anthony、Gary Katz、Chuck Rainey)

● カタログ(The Tune of Success)

チャックが来日した時、1冊のカタログが手渡されました。チャックより、「このカタログの中に、伝えたい事が要約されているので紹介して欲しい」とても熱く語ってくださいましたのでお伝えします。
この本によって様々な発見があるでしょう。天才や優秀な人たちには、いち早く新しいモノを作って行く創造力に触れる事ができます。自分が仕事を始めて行く上で、自身の成長やスキルを維持するための実践的なヒントと、物事を見抜く力を養います。
・音楽業界を把握する方法
・マンネリから抜け出す方法
・障害を克服するためのヒント
・自分自身であり続ける利点
・自分の事をしっかり伝える能力
・個性を築き上げる方法
・ビジネスを適切にセットアップする手順
・あなたの自我を制御するための方法
・混乱や変化に対処する方法
・混迷なビジネスをどうやって貫いていくか
このようにテクニック以外での重要な事柄が書かれています。音楽に対する姿勢や取り組み方、自分自身の向上など、メンタルな部分が仕事を行なって行く上で大切だと言う事がわかります。

● インタビュー

最後にChuck本人からのお話を聞く事が出来たのでお伝えします。長いキャリアからの経験に基づいた、仕事に対する姿勢、対処などについて聞かせていただきました。
C:共著者のジョンは様々な現場を経験した素晴らしいドラマーで、彼と一緒にこのようなものを作れた事がとても嬉しい。この本はテクニックの本ではなく、自分の気持ちや考えをバンド(音楽)に向けさせ、プレイをキープする為の方法や考え方、そしてどうやって自分のモチベーションを維持するのか、また自分が前に出すぎないでアンサンブルを作りバンドを完成させるのかと言うような、小手先のテクニックではない部分「人の気持ちの持って行き方」について述べたものです。例えば、仕事における自分の立ち振る舞いで大事なことは、自分の立場をきちんと理解する事です。レコーディングにおいて要求される演奏を自分が気にいるかどうかは二の次で、まずは求められる事をきちんとこなしていく事が重要です。プロデューサーの言うことに異を唱えたり、覆したりしたいのであれば、あなたがプロデューサーになるべきなのです。まずはきちんと自分の仕事をこなすこと。あなたが私を雇ったとして、もしあなたの言う事が理不尽だと思ったとしても私は従うでしょう。そのやり方が上手く行かないとその場の全員が思っていたとしても、そのレコーディング(仕事)が上手く行かなかった結果としてクビになるのは、雇い主でボスであるあなたで、私たち(プレイヤー)ではないのです。いろいろなプロデューサーがいますが、彼らは自分がしている仕事を全て理解しているわけではないという事も覚えておいた方が良いでしょう。(苦笑) まずはプロデューサーに「やりなさい」と言われた通りにやってみることです。もしそれが間違えている事であれば、あなただけでなくプロデューサーにも間違えている事がわかるものです。それをあえて言葉にして言う事はありません。そうやってきちんと誠実に仕事をこなしているうちに、いつか「好きなようにやっていいよ」と言われる日が来ます。そこで初めて自分の好きなようにやればいいのです。
C;Chuck Rainey)

THE TUNE OF SUCCESS

このようにしてチャックは数十年もの間、レコーディングにおいてトッププレイヤーとして仕事をこなして来ました。最初の頃とても理不尽な仕事や、無理難題を言ってきた仕事もあったとの事。それでも彼らの言う事に応え、着々とキャリアを重ねて行きました。やはり認められるには時間を要したようです。チャック自身がこれまでの録音の中から選ばれた12曲についても掲載されています。合わせてご覧下さい。Stories Behind the Songs

Rhythm IntensiveのFace Bookに、たくさんの写真、記事が掲載されています。
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03 4月 2017